トランプ大統領もしばしば述べますが、移民や難民を受け入れた社会は、犯罪の悪質化が進んだり、犯罪率が上昇したりすると言われます。このことが、事実かどうかを科学的に検証した報告はありません。しかし、移民や難民として入国してきた人々は、普通、それらの人々を受け入れた社会の人々よりも貧しい生活を余儀なくされます。それは、移り住んだ先の国が、元の国よりも豊かであるためです。さらに、新しく移り住んだ社会の中で、良い仕事に就くことも簡単ではありません。そのような理由から、移民や難民の人々は、最初、移住先の社会で貧しい生活に甘んじなければなりません。若者の場合、その貧しさは、学校へ行くことが経済的に難しくなるという問題を引き起こします。そして、学校を卒業していないことが、その後の人生で、良い仕事に就くための障害になります。若者の場合、「不良少年・少女」になる割合が高まります。このようなことから、移民や難民を数多く受け入れる社会は、治安が悪化したり、犯罪率が高まるとされています。